ER緊急救命室

って言ってもドラマの話じゃないです

長文なので最後に5行でまとめてあります。







こないだ3/29の土曜日の話なんですけどね、ぼく初めて自分で救急車呼んで救急車に乗ってと、色々な経験をしたので、今後誰かがこのような体験をしたときのために、まとめてレポートしておきますね

ちなみにTwitter見てる人はリアルタイムで見れたと思うのですが、色々補完的な部分もあると思うので、読み物としてがんばってみました。



ちなみにすべて事実です。



13:00

起床。休日というか土曜日なのでダラダラと起きる



14:00

近所のマックでごはん

ダブルチーズバーガー、ポテト、コーラという基本に忠実なマクドナルドメニュー

ちなみにクーポン利用で\350でした。



15:00

友達のライブの撮影を頼まれていたので、出かける用意をする

機材は会社にあるので一旦会社に寄るので早めに出る



15:30

腰の調子がイマイチだったため、医者から処方されている薬を服用する

最終的にはこれが原因



16:00

秋葉原に到着

なぜかこの時点で頭が異常に痒い

昨日の夜にお風呂入ったのになぁ、とか思ってた。

これがゆとり世代



16:05

会社到着

この時点で頭、足、異常な痒み

マックのポテトの油にあたったかしら?

とか思ってた。完全なゲーム脳



16:10

あまりにも痒い、だんだんと痒みが全身にわたってきた

これはおかしいと思ったのでズボンを脱いで見ると

完全に蕁麻疹!というか腕もお腹も胸も背中もすごいことになってる!

これはまずいなと思い、PCを立ち上げてこの症状について検索しようと思うも

ふと、会社で保険に入っていることを思い出し、PC立ち上げてググるより早くて確実だろうと、会社で契約している保険会社の健康相談コールセンターのようなものに電話する

電話した結果「それは完全に薬のアナフィラキシーショックです」「息苦しくないですか?」「今すぐ救急車を呼べ!」などと怖いことを言われたので、とりあえず救急車を呼ぶかと相変わらず能天気に思う。



16:15

電話を一旦切って119するか、と思った瞬間に、突然の呼吸困難

もうまじで、息が出来ないとはこの事かってくらいのいきなりっぷり

恋に落ちた瞬間くらいに苦しいっていうか、苦しいけど一応意識はあるし

ラソン走り終わった後くらいの苦しさの100倍くらい苦しい

って思うくらいの余裕はあるけど、苦しいながら電話

場所と症状を伝えて待機

何人かに電話したけどなぜか全員留守電

留守電に入れる内容が思いつかないので

「折り返し電話ください」

とだけ入れて、とりあえず立ち上がったPCに向かい

Twitterに現在の状態を書く

それがこれ

http://twitter.com/fedlic/statuses/779051905

mixiにも書こうと思ったけど、たいしたこと無かったらアレなのと

もう気力がなくなってた



そしてここからが地獄

電話を切った瞬間に、もう立っていられない

それでも意識だけはしっかりあるものだから

とりあえず会社のドアに鍵が掛かってたら救急隊員が入れないなと思い

這いつくばって会社の入り口に行って鍵をチェックしたらもちろん開いてる

くたびれもうけ

そのまま会社の入り口で横になって待つ

そのときに思ったことは



・ここで死んだら迷惑だなぁ、ここの家賃下がるだろうな

・機材運ぶ段取りだけやらなきゃな

・救急車の中で携帯使ってもいいのかな?



などと思ってたら救急隊員到着

ここからは時間軸が分からなくなるので時間は割愛

つか記憶も曖昧なのでレポートにならないかもしれない



救急隊員に名前、住所、生年月日、スリーサイズ、趣味、好きなタイプ、などを聞かれて体温と血圧と心拍数をチェキされる

この時点でも薬のアナフィラキシーショックではないかと診断される。



救急隊員に「担架に乗りますか?」と言われた時になぜか

休日の秋葉原で担架に乗ったりしたら絶対にアキバブログに載るから嫌だなぁ

と思い、「あ、大丈夫です、歩いていけます」と変な男気を見せ、付き添いの人を装いながら救急車に乗り込む。



乗り込んでから救急車の行き先が決まるシステムのようで、なんか無線で話してる

そういえばこないだニュースで救急車が病院を何個も何個も受け入れ拒否されて死んだりしてたなぁ、とか思い、救急隊員に「今流行の受け入れ拒否ですか?」とか聞いたら

「いや1件目でいけそうですね」とか言われて流行りに敏感な俺は若干落胆する

と同時に急に具合が悪くなり「すいません、やっぱりベッドに横になっていいですか?」といきなり担架兼ベッドに倒れこむと、救急隊員にベルトで固定された

どんなプレイだよ!とか言わずにおとなしくされるがままになる。

その間にYossyさんがTwitterを見て電話をくれる

しゃべるのがきついのでとりあえず状況を説明して機材の搬入の段取りだけ頼む



ここからどんどん記憶が曖昧なんだけど、とりあえずどっかの病院に運ばれる。

担架で病院に入場

そのままERへ

もうね、すごいの、6人がかりで俺に付きっ切り

でもっていろんな機械が俺の身体中に付けられてその情報が47インチプラズマディスプレイに逐一映し出されてるの、逆スカウターみたいな感じ

で、フルスピードの点滴となんか注射とか、色々される

色々されている最中も言葉攻めの嵐

意識だけははっきりしているので受け答えはするんだけど、息が苦しくて拙くなってしまい、普段ならもっと上手く返せるのに!とか思いながら治療を受ける



だんだんと蕁麻疹もなくなり酸素マスクのずれが気になるくらいの余裕も出てきたので周りを見渡してみると、ERってスゲー大変

メインの部屋みたいなところには俺ともう一人(正確にはこの時点では実際は患者は俺一人だった、生的な意味で)がいるんだけど、舞台袖というか前室みたいなところでも超大騒ぎで、次から次へと患者がやってくる。

行列が出来るラーメン屋より忙しそう



点滴を500mlを3本終えた時点でさすがにこのメインの部屋に居るのは悪いなと思い始めたので「すいません、場所変えたほうが良くないですかね?」と提案

すんなりとスムーズに提案が受け入れられ、移動するもなぜか今度は一番隅っこの方に追いやられる。これが格差社会



症状が落ち着いたので点滴のスピードも標準以下くらいのゆったりペースになり

余裕が出てきたら色々疑問が沸いて来る。

「そもそも、ここはいったいどこだ?」

この時点で始めて自分の居る場所を知らないことに気づく

その時のLOGがこれ

http://twitter.com/fedlic/statuses/779087173

タイムスタンプを見ると18:49



Twitterを見ると意外にもメインブースで携帯を使ってることが分かる。

http://twitter.com/fedlic/statuses/779078345

http://twitter.com/fedlic/statuses/779078591

というか、救急車の中でも携帯を使えるしERでも医者が携帯使っていいよと言っていた

さらには隅っこに移動してかなり暇だったので、若い女の医者の方に「暇なんですけど」と言って相手をしてもらおうと思ったら「携帯でもいじってて!」と言われるくらいに携帯の使用が許されてた。



で、話を戻す。



20:09

救急車に電話をしてから約4時間

点滴も500mlを4本も打ち、おしっこに行くにも自分で機材を外して行ける位になり

先ほどの若い女の医者には「手が掛からない患者ですね」と言われるくらいに回復したので「あのー、そろそろ帰りたいんですけど」と提案してみるも「アナフィラキシーショックはぶり返しがあるかもしれないので出来たら入院したほうがいいですけどねー」とか言われる。その時のLOGがこれ

http://twitter.com/fedlic/statuses/779106187



20:44

ここでやっと今居る場所が判明する

ちなみに東京医科歯科大医学部付属病院救命救急室でした

今居る場所をメールしたり、迎えに来なくてもいいよとか連絡したり

この時点ではすっかり元気になっていたのでスゲー腹が減ってた





21:04

ここでやっと開放される

東京医科歯科大の救急治療は事後清算ではないので、清算をしてもらう

この時に外でタバコを吸う

居る病院がわかったものの、正確な場所がまったく分からないので、POSTするついでにGPSで自分の居場所のチェック。その時のLOGがこれ

http://twitter.com/fedlic/statuses/779121369

POST前には地図も出てたので、御茶ノ水の駅前だって事がやっと判明する



21:08

清算前に受付でポカーンとしていたらカードで清算できますよと書いてあったのでこれをPOST

http://twitter.com/fedlic/statuses/779122505



ちなみに、緊急治療受付で携帯を使ってる人間は俺だけだったし、すごいマナーの無い人のような目で見られた。

中で使っていいのに外で使っては駄目なの?

でもその受付の待つところでは「携帯使用禁止」などの張り紙は一切無かった

携帯使用のルールについてはすごい考えさせられた。





21:21

清算も終了して帰宅

さすがにタクシーで帰ろうかと思ったが、意外に治療費が高かったので節約上手な俺は電車に乗る

電車に乗ったらライブ終わりのXファンだらけだった

http://twitter.com/fedlic/statuses/779126307





そんな感じで帰宅して酒も飲まずにうどんを食べて土曜日が終わりました。



つーか、まじでアナフィラキシーショック怖いよ!

マジで死ぬと思った

あとERの人はすごい偉いなーと思いました

マイミクに一人ERの看護婦さんが居るけど普段飲んでるときはスゲーのほほんとしてるけど大丈夫なんだろうか?(笑)





参照:アナフィラキシーショック

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF



まとめ

・体調不良、疲労、寝不足、などの時には普段飲んでる薬でもやばいときがある

・腐ったものとか食っても蕁麻疹だけで終わる、苦しいときはすぐ救急車

・点滴の素晴らしさは異常、風邪のときも思うけど点滴が家に欲しい

・ERまじすげー

・救急車、及びER内は携帯使用可能